野獣が古巣にかみついた in ロンドン

WEEK6「シーホークス 27-3 レイダース」

2018年10月14日キックオフ

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つい5年前までカンファレンスの優勝候補筆頭だったシアトル・シーホークスも、スーパーボウルのメンバーが次々と抜け、ワイルドカード狙いという前評価。

ここまで、2勝3敗。

 

一方のオークランド・レイダースも、QBカーの調子が上向かず、ここまで1勝4敗。

昨シーズンは「スーパーボウルも狙える」という開幕予想だったのに、たった1年で株価急落だ。

 

本カード最大のキーパーソンが、レイダースのRBマショーン・リンチ(32)。

古巣シーホークススーパーボウル制覇に導いた功労者が、突然引退。そして1年半のブランクをへて、レイダースで復帰した。

愛称は、ビースト(野獣)。

古巣を相手に・・・・。

空回り。

QBカーも、調子悪すぎ。

目立ったのは、シーホークスのQBラッセル・ウィルソンの落ち着きぶりだけだった。

 

毎年恒例のロンドンでのゲーム。

スタジアムがわくことなく、ゲームセット。

 

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本カードは、トットナム・スタジアムだったのですが、

次週の「タイタンズ 対 チャージャーズ」と、次々週「イーグルス 対 ジャガーズ」戦が行われるのは、泣く子も黙るサッカーの聖地。

ウェンブリー・スタジアム(じゃーん)。

 

じつは筆者は、ウェンブリーで2試合観戦をしたことがあるのです。ひそかな、自慢。

 

すっごい昔です。

1996年です。

ひゃー、もう22年も前じゃないですか。

 

アメフトじゃないんです。

サッカーなんです。

筆者は、W杯は1990年のイタリア大会から2002年の日韓大会まで4大会連続で現地観戦したほどのサッカー愛好者だったのです。

 

そしてウェンブレーで見たのは、

 

★ 1996年 ヨーロッパ選手権 イングランド大会

 

当時は、「EURO (ユーロ)」なんてシャレた名前は普及していませんでした。

 

準々決勝 「イングランドPK合戦勝) 0-0 スペイン」

この時のスペインは、無敵艦隊3歩手前でしたが、左SB(サイドバック)のセルジがホレボレするアタッカーでした。

 

そして、

準決勝「ドイツ(PK合戦勝)1-1 イングランド

ドイツは、東独出身でリベロをつとめたマティアス・ザマーが縦横無尽にフィールドをかけた。

イングランドは、SBサウスゲイト、CBアダムス、ネヴィル兄弟が堅守をほこり、ガスコインが人生で一番コンディションが良かった時期。

しかしサッカーとは、

 

● イタリアが守りを固め

● イングランドが身体をぶつけ

● スペインがボールを華麗につなぎ

● 最後にドイツが勝つゲーム

 

PK負けした直後、ガスコインが崩れ落ちで、おいおい泣いていた。

スタジアムを出て、バスに向かう途中に、それまで晴天だった空が一転かき曇り、にわか雨に。

イングランド敗退の涙雨に思えた。