スーグラで、インスリンをどのくらい減らせばいいの?(その2)
神戸市西区の「みどり病院」サイトでの
★ 糖尿病の新しい治療薬『SGLT2阻害薬』に期待!(2017年11月8日)
とてもわかりやすい文章でした。
この中に、有益な情報が。
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SGLT2阻害薬は、再吸収の大部分に関係しているSGLT2を阻害する事で本来再吸収されるべきブドウ糖を尿と共に体外へ排出し血糖値を下げてくれます。
だいたい1日に60~100g程度のブドウ糖が体外に排出されると言われています。
ちなみに、排出されるブドウ糖のカロリーは、だいたいショートケーキ1個分くらいです。
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1型患者ではなく、
2型にしか保険適応されていなかった時分の文章ですが。
★ スーグラ服用で、60~100gのブドウ糖がおしっこと一緒に排泄される。
さてさてさて。
60~100なので、間をとって80gとしましょう。
筆者は、
インスリン4単位で、血糖値が100下がり、
炭水化物(ブドウ糖)10gで、血糖値が40上がる、
なのです。
で、ですね。
スーちゃんによって、
食べ過ぎた80gの炭水化物が、おしっこピューされるとすると、
80gの炭水化物で上昇する血糖値は、
10gで、40
80gで、320
320の血糖値を下げるインスリンは、
100で、4単位
300で、12単位
320なら、およそ13単位
つまり、
排出されるブドウ糖から導き出した
筆者のインスリン減量は、
「13単位」となる。
一方、
前回のブログで記した
臨床試験における
「15%減」で計算してみると、
スーグラ以前における
筆者のインスリン注射量は、
朝4+昼14+晩16+持効28 = 62単位
総量62単位に対する15%は、「9.3単位」
「13単位」と「9.3単位」
平仄はあっている。
だから、
いきなり基礎インスリンを、
28から21と、7単位も下げちゃったのは、
やりすぎ、
だったわけね。
というわけで、
インスリン、マイナス15%で、
やってみたら、
さあ、どうなった?